(001)ホームページの立ち上げ(2004.10)

    大病院はもとより新進気鋭の先生ところの診療所では、随分前からホームページ(HP)が作成されていました。小生も数年以上前からHPの必要性は、どちらかと言えばあるのかなと思っていました。利用者の方に広く情報を知って頂きたいことはあるのでした。HPはその読者のお好きなタイミングで見ることができるので、親切でもあります。

    ところが、診療は真面目にやっていることには自信がありますが、余り大したことをやっている程でもないので、HPを公開することに気恥ずかしい感もありました。それと、一旦公開した後で、全く更新できないようでも気恥ずかしいと思っていました。それに、維持費が嵩むのも嫌でしたし、更新などに手間が掛かるのもどうかなと思っていました。いずれにしましても、もう避けては通れない時勢ですので、余り後塵を拝し過ぎないうちに作ったという訳です。

    HPの設計の骨組みは小生が行ないました。実務はパソコンの得意な事務の渡辺君に任せましたが、同じ事務の今関君にアドバイスするようにさせました。各部署の原稿はなるだけ自主性に任せるようにしました。本気でやり始めてから一ヶ月程度でアップロード出来たので、実務者達の勤勉さを評価したいと思います。ボーナスの上積みは避けて通れないような……。しかし、何と言っても、自らもプロ顔負けのHPを作っておられる牧野皮膚科の牧野良造先生に、何度もポイントのアドバイスを頂いて大変有り難かったもので、ここにお礼申し上げます。皆さんのお蔭で、極めて廉価な立ち上げ費用と維持費で済むことになりました。

    HPの立ち上げに際して、皆様に最も知って頂きたい当院の特徴は、先ず、有床診療所であることです。「クリニック」という名前は、自動的に無床診療所と受け取られていることが多いようです。マーケティングからしますと、不適当な名前を付けたものです。しかし、例えば、米国でも屈指の総合病院にメイヨー・クリニックというのもあり……と今更言ってもしょうのないことです。急性期の一般入院はもとより、療養型入院や介護保険でのショートステイ・施設入所も可能です。ターミナル状態の入院の実績も少なくなく、こういう方でも条件が合えば、かえって当院のような有床診療所がご都合が良いという場合が結構あるように思っています。

    小生自身は、この「Mの部屋」での原稿を続けていくこと、診療所としては、事業内容の変更の場合はその都度、表示内容を改めていくことと、院内情報板や一般情報板に、その時々の情報を追加していくことで、このHPをアクティブにして行く予定であります。なお、Eメールでの対応は今のところする体制ではないということで、ご了承願います。